いつもお世話になっております。オートガレージサクライです。
今回は、人気モデル「アルファロメオ・ステルヴィオ」の車検整備をご依頼いただきましたので、その作業内容をご紹介いたします。
車両情報
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車種: アルファロメオ ステルヴィオ
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ご依頼内容: 法定24ヶ月点検(車検)、エンジンオイル交換、ブレーキオイル交換 メンテナンスリセット
エンジンの生命線「エンジンオイル交換」
エンジンオイルと言えば車の血液です!
エンジンオイルは、潤滑や冷却、洗浄など、エンジン内部で非常に重要な役割を担っています。走行を重ねることでオイルは徐々に劣化・汚損し、その性能を失っていきます。劣化したオイルを使い続けることは、燃費の悪化やパワーダウンを招くだけでなく、最悪の場合、エンジンに深刻なダメージを与えてしまう可能性もありますので定期的な点検・交換をおすすめいたします。今回は走行距離がオーバーしていたので車検整備として交換します。
【作業の様子】
まず、車両をリフトアップし、エンジン下部のドレンボルトから古いオイルを丁寧に抜き取ります。
今回のお車も、走行距離に応じて汚れたオイルが排出されました。
古いオイルを完全に排出した後、ドレンボルトのパッキンを新品に交換して規定トルクで締め付け、メーカーの推奨規格を満たした高品質なエンジンオイルを規定量、正確に注入します。

安全の要「ブレーキオイル交換」
ドライバーの意思を正確にタイヤへ伝え、巨大な車体を確実に停止させるブレーキシステム。その中で神経系統ともいえる重要な役割を担っているのが「ブレーキオイル(ブレーキフルード)」です。
ブレーキオイルは吸湿性が非常に高く、空気中の水分を少しずつ吸収してしまいます。オイルに水分が含まれると沸点が下がり、ハードなブレーキング時などに熱で気泡が発生しやすくなります。この気泡がブレーキライン内にあると、ペダルを踏んでも力が 제대로伝わらず、ブレーキが効かなくなる「ベーパーロック現象」を引き起こす可能性があり、大変危険です。
【作業の様子】
ブレーキオイルの交換は、専用の機材(ate製にブレーキ圧送機)を使用して行います。リザーバータンクに新しいオイルを補充しながら、ブレーキキャリパーのブリーダープラグから古いオイルを抜き取っていきます。
長年交換されていなかったオイルは、水分を吸って濃い飴色に変色していましたが、新しい透明感のあるオイルに入れ替えることで、ブレーキシステム全体の信頼性が格段に向上します。
これで、万が一の急ブレーキ時にも、ステルヴィオの持つ高い制動性能を確実に発揮できる状態になりました。

作業を終えて
エンジンオイル、ブレーキオイルの交換に加え、法定24ヶ月点検に基づく各部の点検・調整も完了し故障コード確認、メンテナンスリセット、無事に車検の全工程が終了いたしました。
定期的なメンテナンスは、愛車の価値を守り、何よりもオーナー様ご自身が安心してカーライフを楽しむために不可欠です。私たちはお客様の大切な愛車一台一台に最適な整備をご提供することをお約束します。
和歌山市でアルファロメオの車検のことならオートガレージサクライにお任せください。
