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BMW MINI R56「第二世代」 キーレスリモコンのバッテリー交換作業事例

BMW MINI R56のキーレスリモコンは、ディーラーではバッテリー交換非対応とされ、キーごと交換すると高額な費用がかかります。
しかし、DIYでバッテリー交換に挑戦されるオーナー様もいらっしゃいます。ただ、手順を間違えると後からすごく手間が掛かってしまいますので
交換後の確認は必ず業者さんで行うようにしてください<m(__)m>

今回は、お客様からご依頼いただきましたので作業さしたキーレスリモコンのバッテリー交換の様子を写真と共にご紹介します。

【ご注意】この作業はキー本体を分解する必要があり、リスクを伴います。作業は自己責任でお願いいたします。

作業手順

  1. キーの分解(殻割り)
    R56の丸いキーレスリモコンは接着されており、簡単に開けることはできません。今回の事例では、まず精密なノコギリを使い、キー側面の繋ぎ目に慎重に切り込みを入れていきます。内部の基盤を傷つけないよう、少しずつ作業を進めるのがポイントです。

  2. 基盤の取り出し
    キーを分解すると、中から電子基盤が出てきます。この基盤にバッテリーが取り付けられています。

  3. バッテリーの取り外し
    バッテリーは基盤に直接はんだ付けされています。

    はんだごてを使い、2ヶ所のはんだを溶かして古いバッテリーを取り外します。この際も、周囲の電子部品にダメージを与えないよう注意が必要です。

  4. 新しいバッテリーの取り付け
    新しい充電式バッテリー(多くの場合、VL2020という型番のものが使用されています)を用意し、元の位置にはんだ付けします。プラスとマイナスの向きを間違えないようにしましょう。

  5. 組み立てと動作確認
    バッテリー交換が終わったら、基盤をケースに戻し、接着剤などで固定する前に、車両でリモコンの動作確認を行います。無事にドアのロック・アンロックができれば成功です。その後、分解したケースを接着剤で元通りに固定します。



まとめ

このようにはんだごて等の専門工具を使い、慎重に作業を進めることで、高額なキー交換費用を抑えてバッテリー交換を行うことが可能です。しかし、基盤を傷つけてしまうリスクも伴うため、作業に自信がない方は専門業者への依頼をお勧めします。

BMW MINIのキーレス電池の交換ならオートガレージサクライにお任せください。